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執筆者の写真ふじかげ よしじろう

日本舞踊ってなんでお金かかるのって疑問


皆さまこんにちは。

 

日本舞踊家の藤蔭善次朗(よしじろう)です。

千葉県船橋市で初心者の方に日本舞踊を教え、

毎年生徒さんの発表会を行って

今年で13年になります。

 



今日は、踊りを経験された方ならどなたでも疑問に思われるかもしれません。

 

「なんで1曲踊るのにこんなにお金がかかるの!?」

 

という素朴な疑問についてお話したいと思います。






 

もちろん、儲けを考えずに舞踊会を実施されている

先生がたくさんいらっしゃるのも事実です。

 

が、それを踏まえても舞踊会では

ざっとこんなところに費用がかかります。


 

1.会場費(当日・リハーサル最低で2回)

2.衣装レンタル費

3.小道具レンタル費

4.メイク代

5.かつらレンタル費もしくはヘアセット代

 

これらは最低限、踊りを1曲踊るために

踊る方の見た目に関わってくるところなので

一番だいじ。

 

ですが、この他にも


 

6.大道具レンタル費

7.後見さん人件費

8.衣裳・小道具・かつらのリハーサル使用料

9.衣裳屋さん・かつら屋さん・小道具屋さん・メイクさん・大道具さん・音響さん・照明さん人件費

10.当日のお弁当代

11.会場費の当日精算(照明機材や所作台使用料など)

12.各スタッフさんへの御祝儀

13.主催者の先生へのお礼

14.ビデオ・写真代(強制の場合)

 

 


 

こんなとこ撮るなの図。笑


おそらく、1から5までは「あぁ、必要だよな~」とご想像いただけるのではないかなと思うのですが、

6から13までは「何これ!?」と思う費用もあると思います。

 

僕も今これを書いててめまいがしました。笑

 

 

 

まず、

衣裳レンタル費・小道具レンタル費・メイク作業代・大道具レンタル費・かつらレンタル費と

衣裳を着せてくれる方・小道具の出し入れや準備をしてくれる方・メイクをしに来てくれる方・大道具を飾ってくれる・かつらをメンテナンスしてくれる方の人件費は

当然の話ではあるのですが別会計になります。

 

 

例えば、リハーサルで使用した衣裳が破れた!とか、

小道具が壊れた!なんてことはよくあるお話なのですが、

それだけでなく、白粉や汗の汚れのメンテナンス代だったり、

作業にかかる手間、小道具が壊れたら修繕費などを

鑑みてのお値段設定になっているんです。

 

 

ちょっとややこしいのですが、

品物を借りるため(作業をしていただくため)の費用と、

その業者さんの1日の拘束費用が別で、

それらの業者さんたちは分業になっているために

費用がどうしてもかかるということになるわけです。

 

その中で、大道具さんと小道具さんを兼任しているということならともかく、

例えば、出演者20人のメイクと着付を兼任してください。

というのはあまりに無理難題ですよね。

 

 


 

つまるところ、安く舞踊会に出演したいときは

「自分で衣裳・小道具・大道具を用意して自分でヘアセットして自分で衣裳を着て、自分たちで後見をやって音をかけて照明も作って仕込んでお弁当を買いに行きながら踊る」

ということができれば何も問題ないのです。

 



はい。ちょっと発言がサイコパスでしたでしょうか。

 








あ、忘れてました。

 

 

 

15.パンフレットのデザイン費用と印刷費用もありました。

 

 

 


そこで、よしじろうの舞踊教室では


「衣裳や小道具を揃えられるだけ揃えて、本番で使用する」


「大道具は最低限必要なものを用意して本番で使用する」


「かつらをつける付けないでも費用が変わるので強制しない」※出演自体任意です。


「メイクは白塗り講習を随時開催する」

「衣裳の準備と後片付けは人任せにしない」

「後見はよしじろうの担当」

「パンフレットとチラシはよしじろうの制作」

というのを徹底しております。

 


鷺娘

藤娘(この記事1枚目の写真とは違う方です)


屋敷娘

屋敷娘(同じ曲でもいろんなやり方ができます)


「娘道成寺」に使用する衣裳・小道具


娘道成寺、三つ面子守、藤娘、屋敷娘、鷺娘、浅妻船など、

古典の「段もの」と呼ばれるものが

最低限の予算で上演できるのも

よしじろう舞踊教室の大きな特徴です。



 

人様からは、衣裳やかつら、大道具も全てご自分たちでご用意されている大衆演劇の一座になぞらえて

「よしじろう一座」とか「衣裳持ちのよしじろう」なんてお褒めのお言葉を頂戴することも。笑

 

 

 

 

 

 


1回目のよしじろうの会を行った2013年、

翌年の2014年ごろには、みんなが自前で持ち寄っていた舞踊会も

 

 

 


現在は費用がほとんど変わることなくこんな感じに。

 

 

 

どうですか。見た目が華やかになりましたでしょ?

 

 

やはりせっかくの発表会、綺麗な衣裳を着て踊りたいですよね。


 

それも、自分でお金を出して、1枚数十万円~数百万円の衣裳を用意する必要がないとか、ぶっちゃけネ申ですよね←自分で言うな

 

 

 


↑昨年の「よしじろうの会」動画はこちらから↑


これははっきり断言しますが、

価格が安く、1年で何回も衣裳付の本格的な舞台を踏めるという当教室の魅力を

まだまだご存じない方がいらっしゃるのは本当にもったいないです。

 

僕の先輩が最近、食事の席で

「ジュニアフェスティバル(よしじろうの会の前身)から数えて20年会を毎年やってるんだよ。

こんな舞踊家他にいないよ!」

と褒めてくださいましたが

(日本舞踊ジュニアフェスティバルは2004年~2012年まで毎年開催)

僕が死んだらこんな教室おそらく2度と現れないでしょう。笑

 

お陰さまで現在は、千葉県内だけでなく、埼玉(群馬寄り)、横浜、東京都内からも生徒さんが来てくださっています。

 

せっかく日本舞踊を習うなら、よしじろうの舞踊教室もぜひご検討いただければ幸いです。

 



 

今回のブログは以上です。

よしじろうの舞踊教室では、随時無料体験を行っています。

 

新しい趣味をお探しの方、

ストレスを発散したい方はぜひお越しください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

~Yoshijirou~

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