皆さまこんにちは。
日本舞踊家の藤蔭善次朗(よしじろう)です。
千葉県船橋市で初心者の方に日本舞踊を教え、
毎年生徒さんの発表会を行って
今年で10年になります。
今日は、皆さんが気になる
日本舞踊の費用のお話です。
日本舞踊のお話になると、ほぼ100%
「お金がめちゃめちゃかかる」という話題になります。
ぶっちゃけてしまうと「舞台によってかかる」というのが
正直なところであり、
いくら以上を高いと思うか安いと思うかというのは
人それぞれの価値観です。
今、日本舞踊の人口は約50万人と言われています。
これを日本の人口約1億2616万7千人で割ると、
およそ247人に1人が日本舞踊をやっているという数字になります。
これ、実はめちゃめちゃヤバい数字だと思っています。
なぜかと言えば、「日本」の「舞踊」なのに、
247人にひとりしか
日本舞踊をやってないからです。
では、日本舞踊のどこにお金がかかるかと言えば、
発表会の費用ということになります。
発表会は、ピアノ・バレエなども行いますよね。
そこで日本舞踊の発表会の金額をここに書いてみたいと思います。
例えば1日日本舞踊の発表会を行うのに、
会場費・スタッフの日当・お弁当代など
約200万円かかるとします。
そして、教室の生徒さんの人数が10人だとすると、
ひとり20万円かかる計算になります。
そこに、レンタルの衣裳代、かつら代、メイク代、小道具代、大道具代などを乗せた金額を請求され、さらにお稽古場によっては
御祝儀を出すということになります。
では、教室の生徒さんが20人だとしたらどうでしょうか。
会場費・スタッフの日当・お弁当代などの金額は、
200万円を20で割ると10万円ということになります。
そこに、レンタルの衣裳代、かつら代、メイク代、小道具代、大道具代が乗ったとしても、総額としては約10万円安くなります。
さらに、
衣裳を先生から借りる
かつらを借りずに美容院で済ませる
メイクを自分で行う
小道具をお扇子1本にして先生から借りる
大道具は劇場備え付けの屏風だけにする。
これで費用はほぼ押さえ込むことができるので、
会場費・スタッフの日当・お弁当代などの10万円で出演できることになります。
これが、生徒さんが30人いるとしたら、
費用は200万円を30で割って66,666円となります。
中途半端。笑
40人ならひとり50,000円でいいですよね。
つまり、日本舞踊はなぜお金がかかるのかと言えば、
その教室に生徒さんが少ないからです。
スタッフの内訳は
衣裳屋さん、かつら屋さん、メイクさん、小道具さん、大道具さん、音響さん、照明さん、アナウンスの方、後見さんと、
全て分業です。
ご自分がお仕事をされていて、
お客さまに「この仕事なら3000円でいいよね」みたいに
値段を値切られたら
いい気分にはならないですよね。
そんなお客さんとは仕事をしたくないと思うのが人情です。
だから、小道具や衣裳などの物品は借りないようにするとしても、
人件費だけは絶対に値切ってはいけないもので、
安く踊らせてあげたい側としては
人をもっともっと増やしていかなければいけないんです。
あとは、お稽古場の先生に入会前に確認を取ることが大切です。
それより安くしてもらえるなら、
その先生に長く長くお稽古してもらうのが礼儀です。
ちょっと高めの計算で書きましたが、
もっともっと金額を落とすことはできますし、
自分を美しく見せたいからもっとかけたい!!
という方もいらっしゃいます。笑
ちなみに当稽古場の発表会は、最低の費用が
12000円~35000円。
YouTube舞踊会のほうは10000円です。
今回のブログは以上です。
よしじろうの舞踊教室では、1ヶ月無料体験を行っています。
よろしければホームページもぜひご覧ください。
YouTubeでもたくさん動画を公開しており、
チャンネル登録者さまは1200人を突破いたしました。
よろしければ「ふじかげよしじろう」で
検索をお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
~Yoshijirou~
Comentarios